自助・共助・公助
9月1日は1923年に発生した関東大震災の教訓に学ぼうと設けられた
「防災の日」です。
新聞、ラジオ、テレビ、インターネットなどでも
様々な防災への取り組みや準備、心構え、グッズの紹介もされています。
そんな中、「モーニングビュー」の中で
どんなお話をさせて頂こうかと思い、過去に新潟のラジオ局で勤務していた際
遭遇し、被災地に出かけた中越地震の取材ノートを見返しました。
そのノートにあった「申し訳ない思いをせずに済んだ」のコメント。
これは地震の被災者で、水や非常食を準備していたある年配の方の言葉です。
つまりいざという時の備えがあったので、
まずは自分や自分の家族を守ることが最優先となる災害直後に
周囲の方から水・食料を頂戴する必要が無く迷惑を掛けずに済んだということ。
もちろん家以外の場所で被害に遭うこともあり、
なんでも”自己責任”で片づけられることではありませんが、
「人様にご迷惑は出来るだけ掛けない」
「すぐに助けの手が差し伸べられて当然では無い」という感覚は大切だと感じます。
防災用語に『自助・共助・公助』という言葉があります。
これは、災害直後は誰もあなたを助けられません。
まずは自分たちの手で安全を確保して下さい。
そして安全が確保出来たら、ご近所や地域の人たちと協力して
例えばガレキの下敷きになっている人はいないか
小さな子やお年寄りで助けが必要な人はいないかということに目を向けよう。
それから衣食住にわたる広いサポートは公的な援助が行うという意味です。
つまり公的な援助が受けられるまで、どうしても時間がかかるので
それまでは自助努力が必要だということを表していると思っています。
頭では理解しているつもりでも、なかなか非常用の水・食料や
防災グッズを準備するという手間を掛けられる時間が無いという方も多いかもしれません。
けれども、私が被災地でお話を伺った方の「人様に迷惑は掛けられない」という言葉に
大きな地震災害を経験していない沖縄の私達も学ぶことが大いにあると思うのです。



