今年の新人はデイトレイダー型
毎日新聞(3/26)にこんな記事が掲載されていた。
以下引用
社会経済生産性本部は26日、07年度の新入社員のタイプを「デイトレーダー型」と命名したと
発表した。デイトレーダーとは、一日に何度も株取引をして利益を得ようとする個人投資家のこと。
生産性本部は企業や大学の担当者からの調査などをもとに、今春の新入社員について
「景気回復で久々の大量採用だったが、氷河期前と違い、細かい損得勘定で会社を物色している」
と分析し、デイトレーダーとの共通点を強調した。
生産性本部は新入社員について「ネットを駆使した横のつながりによる情報交換が活発で、
早期転職が予想される」と評価し、「情報に踊らされない慎重さも必要」と助言。
さらに「一人前の働き手になるためにはそれなりの時間がかかることも忘れないでほしい。
自分探しも大事だが、まずは目の前の仕事にじっくり取り組むことを期待したい」とエールを送った。
ん~なるほど。
最近の若い人が損得勘定にたけ、情報を駆使して、自分自身に有利な情報を活用して就職・転職を果たす
ということですね。なるほど・・・
でも、これって、別の視点からも成り立つ話ではないだろうか??
昔は、名の通った一流企業に就職してエリートと呼ばれた。
だが、今のエリートは明確なキャリアプランを持って、就職・転職をしているのではなかろうか??
つまり、今の新入社員は、リストラを生き残ったバブル以前に採用された社員のの既得権益を守る
ために、かなり給料が抑えられているか、派遣社員や契約社員など雇用形態が安定していない状況での
仕事を余儀なくされている。将来の年金に対する不安だっていっぱいある。
となると、いかに自分を高く売り込み、いかに自分に有利に物事を運ぶか?ということを考えざるを
えない。必然的に、デイトレーダー型の仕事人生を歩むという選択肢が自然と生まれてくるのも
理解できる気がしてならない。
実際、今までエリートの代名詞だった、都銀の新入社員の4割は早期で転職をするし、
東京大学の学生で、都銀を第一志望に掲げる学生は減ってきているらしい。
エリート層を中心に、そういう職業選択が増えているようだ。
まぁ、その結果、上の世代には「損得勘定で物事を決めている」「忍耐が足りない」と
映っていると思うのですが、景気が回復基調とはいえ、昔みたいに経済は右肩上がりではないことを
感受性の高い中学高校生時代に経験したら、同じ会社でずっと働くということに価値を見いださない
人が育ってもおかしくない。
やっぱり、ここ15年で働く人の価値観ってだいぶ変わったのかもしれない。
世代間を割ってしまうような、大きな価値観の変化がね。
でもねぇ・・・やっぱり3年働いて4年目以降に会社に貢献して借りをかえす。
これが、筋じゃないか??という話にも妙に納得がゆくわけで・・・
いやはやこの問題、非常に難しいですなぁ。



