ひろみ’s エッセイ (1/25)
しばれるねぇ・・・
沖縄も寒いけど本土はもっと寒い。
先日東京に雪が降った日、息子からメールが届いた。
去年の4月に沖縄を離れ、初めて迎える本土の冬。
見慣れた公園や空き地が真っ白になっているという文面は、
クールな息子には珍しくテンションが高かった。
普段生活している場所が、一夜にして景色が変わるというのは
確かに感動的。
そんな話をしたら、リスナーから雪の思い出話が
あれこれ届いた。
初めて雪を見た日、嬉しくて外ではしゃいでいたら上司に
犬のようだと笑われた方。
学校の講義中に雪が降り出したら、先生に沖縄出身の
生徒だけ見て良いと言われ、気兼ねなく窓に近寄り
見ていたら、「いつまで見てるんだ?」と、先生が呆れる程
長時間見ていた方と、雪の思い出話は尽きなかった。
私が初めて見たのは小学生の時。
その日、帰りの遅い母を待てずに妹と二人で先に寝ていた。
帰ってきた母が「ほら雪だよ!雪!!」と、
雪の塊を持って帰ってきた。
すぐに外に出たのを覚えているが、寝ぼけ眼に映った景色に
感動したかどうかは、実はあまり覚えていない。
3人で木の葉っぱの上につもった雪をすくって食べたが、
残念ながらその味も覚えてない。
でも母がとても嬉しそうにしていた姿は忘れられない。
女手一つで子供二人を抱えた東京生活。
知り合いも少ない場所で大変だっただろうに、
弱音を吐くこともなくいつもシャンとしていた。
そんな母が初めて見る雪に感動し、
童心に返ってはしゃいでいた。
思い出すといつも鼻の奥がツーンとする雪の夜の出来事だ。
当時の母の年齢をとっくに超しているが、
足元にも及ばない甘ちゃんの私。
週末は実家で昔話しでもしてこようかな。





